戦前からの流れをくむ「図案研究会」を前身として昭和28年に加賀染振興協会が 任意団体として設立され、 昭和49年の「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」( 伝産法)の施行直前の昭和48年7月に新たに協同組 合として改組され設立された。 発足時より伝産法に基づく後継者育成事業、品質表示事業などを推進してきた が、 昭和63年5月に加賀友禅伝統産業会館(現 加賀友禅会館)が建設され、加賀友禅の拠点として運営されている。
名称 | 協同組合 加賀染振興協会 |
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所在地 | 〒920-0932 金沢市小将町8番8号 |
発足年 | 昭和48年7月 |
組合員数 | 151名 |
出資額 | 3,108万円 |
代表者 | 理事長 宮野 勇造 |
事務局代表 | 事務局長 中川 聖士 |
TEL | 076-224-5511 |
FAX | 076-224-5533 |
info@kagayuzen.or.jp | |
組合員の業種 | 卸売業(8)、手描彩色(123)、染物業(13)、手捺染業(3)、 糊置業(1)、染色補正(1)、整理業(2) |
活動概要 |
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主要事業 | 加賀友禅(加賀染)の振興と品質管理 |
(2022年6月現在)
加賀友禅作家とは加賀染振興協会に落款を登録している加賀友禅技術者です。加賀友禅作家になるためには、工房を営む師の下で7 年以上の修行を積んでふさわしい技量を身につけ、同協会の会員2 名(師匠ともう1 名)の推薦を得て協会の会員資格を得る必要があります。加賀友禅作家が制作したきものには、必ず作家の落款がしるされています。落款制度は伝統工芸品である加賀友禅の品質の証であるとともに、作家の誇りの表れでもあります。
加賀友禅作家とは加賀染振興協会に落款を登録している加賀友禅技術者です。加賀友禅作家になるためには、工房を営む師の下で5年以上の修行を積んでふさわしい技量を身につけ、同協会の会員2 名(師匠ともう1 名)の推薦を得て協会の会員資格を得る必要があります。加賀友禅作家が制作したきものには、必ず作家の落款がしるされています。落款制度は伝統工芸品である加賀友禅の品質の証であるとともに、作家の誇りの表れでもあります。
加賀友禅証紙
手描友禅
板場友禅
手描友禅
板場友禅
小物用
加賀染振興協会が発行する証紙で、類似品防止と品質保持を目的に加賀友禅のきものと関連製品に貼付します。証紙の色とデザインは製品の種類により異なります。加賀友禅は他産地に先駆けて証紙デザインを商標登録しており、現在では全国区で認知されています。
加賀染振興協会では製品検査会を定期的に開催し、厳正な検査を通過した製品にのみ証紙を発行しています。